復活《第二章》
お父さんもお母さんも、速水さんも言ってた
鬼門の2日目の舞台。
お父さんとお母さんは、意味深な笑顔で帰って来ました。
何があったの?トラブル?不発?自爆?玉砕???
「良かったよ。ある意味昨日より良かったって言えるぐらいだモン」
「そう、良かったぜ・・・」
だって昨日は、脳天気に「街が泣いてた」歌いながら帰って来たじゃん。
「そう?歌うよ、歌って欲しい?」
やめて!でも雰囲気違うよね。ねぇどうして?
それではここで、ゲストの“モンキリ大学医学部付属モンキリ病院”の、SEAMO教授に
専門的見地から、御意見をうかがってみましょう。
「あぁ・・・なるほどね。それはあれだよ・・・ カーッ、ペッ!」
教授・・・大丈夫ですか?
「アドレナリンの分泌量なんだな。あ、分かる?ゆうこりんじゃないよ、アドレナリン」
分かってますよ!小ネタはいいですから・・・
「アドレナリンってのはね、見えてる世界も変えちゃう訳よ。
おんなじ物見てるのに、違って見えるんだな、その量でね。
そりゃ初体験の時と2回目じゃ、出るものも出んわな。 ・・・で、質問は何だったっけ?」
だからぁ!
「あぁ思い出した。ホント良かったんだよ、今日は。
アドレナリンの分泌量の減少を、これまでの速水君の指導を信じて頑なに演じきったんだな、
生徒さん達は。
まぁ、要するに・・・要するには速水君の口癖だけど、
鬼門と呼ばれる2日目を如何にして切り抜けるかを、
みんなが良い形で具現化出来たんじゃないのかな。
ワシに言わせれば、賞賛に値する、とだけ言っておこうか」
SEAMO教授、ありがとうございました。
「まぁ言い方を変えるとだね・・・」
ありがとうございましたっ!さて・・・
明日はどんなエキサイティングな結末が待っているんだろう。
お父さんの興味はすでに打ち上げ会場に、入ってますから・・・(お母さんも!)
しーゆー ばい SEAMO
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